あのパトカーは実在した。

 

288話 「唇を奪われた女刑事」で黒人少年に盗まれた速水涼子刑事の車両が発見された現場に臨場した神奈川県警のパトカー(以下PCと呼称)、同じ車両コールサインのPCの画像がありましたので紹介致します。


最終更新日 2010/10/15

 

吹雪刑事車両発見現場に臨場する神奈川県警のPC

 

左上:本編で登場した神奈川県警PC、フロントガラスには「23」の数字が貼ってありますが、神奈川県警でこの数字のPCは自動車警ら隊所属の「よこはま23号」を表します。無線のコールサインでもあります。警視庁のいうところの「警視***号」と同じです。(警視庁や長野黒谷署のPCでも「23」の数字を貼って登場しています。)神奈川県警なら「かながわ***」ではないの?という質問が来そうですが「神奈川署」が別にあるため、県庁所在地の「よこはま」を使用しています。全国警察の中でも珍しいと言えます。

左下:本編と同じ横浜新港埠頭赤レンガ倉庫街を走る本物の「よこはま23号」、自動車警ら隊所属です。TOYOTA CROWN3.0ロイヤルサルーン(GH-JZS175改) ホイールカバーが標準装備、AT車です。

右:上記写真を拡大したもの、フロントガラスに「023」の数字が貼ってあります。

   

本編の劇用PCの後姿

工藤さまより車種について解説頂きました。

「昭和49年に登場した100系トヨタクラウンデラックスの中期型で昭和51年にマイナーチェンジした車です,このパトカーの特徴は本体純正のフェンダーミラーは正方形の角型のですがこの車のフェンダーミラーは丸っこい形で他車から移したものが付いています。」

本物「よこはま23号」の後姿です。事件、事故現場で遠方からの視認性を良くする為に赤色灯昇降装置(パトライト車製)が付いています。

屋根にはヘリコプターからわかりやすいように対空表示用に「023」と塗装しています。これは映画評論家 水野晴郎さんの意見が取り入れられたそうです。

 

以上 2006.9.21 横浜赤レンガ倉庫前にて撮影

 

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