クリスマス目前、11月半ばより生え出していた謎の巨木が真の姿を現した・・・
いくつかの煌びやかな飾りが付けられ、その頂点には市長の彫像がそびえ立つ。
そして、今度は西部ガードに突如として家が出現した。家の所有者はSanty。正体不明な人物であり、
その謎を深めるかの如く家の扉は硬く閉ざされ、何人の侵入を許さなかった・・・
暫くした後、家の周りに雪が積もり出した。屋根には雪だるまも作られ、飾りつけも始まったようである。
人もあつまり始め、賑やかさも増してきた。いよいよ、クリスマスイベント到来である。
「ま、また市長!しかもなんかちゃちいし」
「あの・・・西部ガードって、この間もめたばかりじゃ・・・」
時を同じくして、メモリアルホールから違法建築物の間を渡るトナカイの一群が発見された。
トナカイ達は個々にソリを牽引し、更に宙に浮遊している事実も判明される。
「わ、分かりづらいけどね・・・(汗」
現地で入手した情報では、このトナカイのソリには搭乗が可能で、違法建築物にも入れるらしい。
そこで、特捜班が紅一点おこじょ(高所恐怖症)による決死の潜入を試みる。
スタート地点はメモリアルホールの屋上である。そこより、トナカイのソリに向かってダイブを敢行するのだ。
Continue?

訳も分からぬまま、やり方すらも分からぬまま空を浮くトナカイに向かってダイブするおこじょ。
未曾有の恐怖に震えながらも、登り、飛び、落ちる・・・。
メタルギア張りの潜入劇をと内心ほくそ笑みながら、登り、飛び、落ちる・・・。
披露困憊の中、ちょっと面白くなってきたと、登り、飛び、落ちる・・・。
アレ…ダンダン痛クナクナッテキタヨ……。
「おこじょピーーーンッチ!!」
登り、飛び、落ちる・・・
頭の上をキューピッド達が飛びまわり、花びらを撒き散らしラッパを吹き鳴らしながら疲れたおこじょを祝福してくれる。
アア・・・
キレイなお花が見事なコーラスで心地よい歌を披露してくれる…
可愛いニンフ達が輪となって素敵なダンスを見せてくれる。
「だから・・・い、違法建ち・・・」