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  革靴のお手入れの仕方

1 スムースレザー

一日履いた後の革靴は、埃や汚れが付着しています。やわらかいブラシで革靴をブラッシングし、汚れを落とします。ブラッシングで汚れが落ちない場合には、革用のクリーナーを用い汚れを落とします。
日ごろのお手入れはこれで十分ですが、2~3週間に一回は、靴クリームでお手入れをすべきです。靴クリームには革に輝きを出すだけでなく、栄養を与え乾燥から守る効果があるためです。(革が乾燥してしまうと傷つきやすくなったりヒビ割れが起こりやすくなってしまいます。) 布に少量の靴クリームをとり、革靴に全体的に塗りこんでください。靴クリームを塗った後、やや固めのブラシで磨き、仕上げにクロス等で乾拭きすると、靴全体に靴クリームが浸透し、輝きを発します。
靴用の防水スプレーを使う場合には、靴を磨いた後に使用してください。

※スムースレザー用クリーナーの使い方
液状・クリーム状クリーナー双方とも直接靴につけず、初めに布にとってから靴全体に塗りつつ余分なクリーナーを拭き取ります。拭き取る際、強く擦ると革の地色が落ちてしまう場合がありますのでご注意ください。
クリーナーには防カビ剤が配合されていることが多いため普段のご使用の他、靴保管の前のご使用を特にお薦めいたします。

※防水スプレーについて
当店では、”フッ素系”防水スプレーを扱っております。このタイプは靴の通気性を保ちつつ、水分・ほこり・油分等の汚れから靴を守るもので、内部が湿気りやすい靴を防水する手段としてとても便利なものです。(※その他、市場にはシリコン系防水スプレーというものもあります。)
天然皮革・布地・人工皮革等に幅広く使用できますが、素材の表面加工(皮革の場合は、なめし加工)の別によって防水スプレー使用に適さない(色落ちやシミの発生)素材もありますので十分ご注意ください。また表面が乾いた後に防水効果を発しますので、雨天に靴を履く場合、最低でも外出の15分ほど前までにスプレーしてください。

2 スウェード・ヌバック

スウェード・ヌバックは、表革が起毛していますので汚れや埃が付着しやすい素材です。汚れや埃は、起毛革用のクレープゴムやスポンジ等で“軽く”ブラッシングして落とします。落ちない汚れには、スウェード、ヌバック用の汚れ落としスプレーを散布し後、上記のお手入れ用品でブラッシングします。
スウェード、ヌバック等は、革が起毛しているため靴クリームを塗ることが 出来ません。そのため革に栄養分・防水効果・色褪せ防止効果を与えるために、スウェード、ヌバック専用の栄養・保護スプレー(無色)を使用し革を保護してください。

3 エナメル

エナメル素材のケアには、エナメル専用ケア商品を使います。エナメルは、次第に輝きがくすんできたり、乾燥による”ひび割れ”が起こる場合があります。その予防のためにも定期的に使用してください。エナメルの輝きが復活します!

4 ア二リンカーフ

シミになりやすい革や色落ちしやすい革(ア二リンカーフ)は、普通の靴クリームを塗るとシミになってしまうことがあります。このような革にはア二リンカーフ専用の靴クリームでお手入れします。この種のクリームは油分が少ないため、革にやさしくシミになりにくいのが特徴です。
コードバンに塗るクリームとしても推奨されています。

5 オイルドレザー

ワークブーツ等防水のためオイルが染み込んでいる革靴には、ミンクオイルを使います。ミンクオイルは油分が多いため使いすぎると革がやわらかくなってしまいます。3か月から半年に一回ぐらいの使用をお薦めします。

・ シューキーパー

革靴をそのままの状態で保管すると次第に形が崩れたり、靴底が舟形に変形してくるようになります。シューキーパーを利用することで(洋服ハンガーのように)靴の形を補正し、甲の皺を伸ばす効果もあることから痛みにくくなり靴が長持ちします。
※木製のシューキーパーは”シューツリー”と呼ばれます。

・ クリーニング

靴クリーナーでも落ちない汚れや雨ジミについてはサドルソープ等の革用石鹸を使います。革にうるおいを与えつつクリーニングすることができます。
スウェードの場合、扱いがスムースレザーとは異なります。スウェード専用クリーニング剤でクリーニングしてください。

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